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2007'11.30 (Fri)

ドイツでの手記:出発前

一月ほど前、ボクはドイツに居た。その体験はそうそう何度もあることではないだろうから、ここに手記として載せておこうと思う。

ということで、ペットブログが突然旅行記になるが、旅の始まりの前に、準備のことを書こう。

2年ほど前から、ボクはクラシック音楽を演奏するようになった。その影響もあって、今年の春からフランス語を勉強するようになり、漠然とヨーロッパに足を運んでみたいと思いはじめていた。

しかし、ヨーロッパは遠い。一週間近く仕事を休まなければならないし、なんと言ってもネックは大型犬が3匹も居る(+猫1匹)。

それですっかり挫けてしまって、もう数年して、どいつかが他界でもしない限り行けないなぁと思っていた矢先、友人より渡欧の誘いがあった。

「ヨーロッパの紅葉を見に行きませんか?」

魅惑的な誘いだった。ボクは日本で紅葉を見に行ったことはないのだが、山々を眺めるのは好きなのだ。

ダメもとで犬猫を預けられるところを捜したが、頭数の多さと犬のデカサで何処もいまひとつな反応だったし、値段も高い。猫も老猫はダメ、というところもあったりと、前途は多難だった。
ドッグラン併設のところもあたったが、ドッグランは潰れていて、なくなっていた。


そんなこんなで諦めかけた頃、いつも通っている獣医さんが、事情を説明したら預かってくれることになった。そこからはとんとん拍子に犬猫まとめて預ける手はずが整い、渡欧が実現することになった。



さて、ボクは海外に行くのは久しぶりだったので、しっかりパスポートの期限も切れていた。ので、まずはパスポートの申請から始まった。
また、以前は狭い家に住んでいたので、スーツケースもレンタルしていたのだが、今回は思いきって買おうと、デパートでスーツケースも買った。サイズは大分悩んだのだけれど、チビのボクが持ち歩く(実際はポーターが持つが)のだからと、68ℓのリモワのハードタイプを買った。


季節が11月上旬とかなり寒い時期なので、防寒具はしっかりしなくては・・・と思った。
そこで、
・ダウンジャケット(膝丈まで)
・皮の手袋
・毛糸の帽子
・マフラー
・分厚いインナー
を用意し、さらに重たいけれどカイロを幾つか用意した。
ヨーロッパにカイロがあるかどうか、解からなかったからだ(結局カイロは見かけなかった)。




旅行の前日、犬猫を預けに行った。みんなそんなお別れが待っているなんて知らないから、病院の中に嬉しそうに駆け込んでいった。でかい犬が3頭なので、小さな部屋を丸々貸してもらった。お陰で広々、そろって一緒にいられるのだが、これから一週間、ここで過ごすんだよ、と思うと、心配かつ寂しくなった。

こんなに長く離れるのは初めてだったので、その夜、誰もうろついていない静かな時間は、どうも落ち着かなかった。


続く。


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23:24  |  voyage  |  TB(0)  |  CM(5)  |  EDIT  |  Top↑

2007'11.18 (Sun)

キノコ

僕はキノコが好き・・・食べるほうも、記号的な意味合いでも。

しかしここでは食べるキノコの話を。

子供の頃最初に好きになったのはエノキダケで、僕の中のキノコランキングにおいて不動の地位をキープしていたが、数年前にエリンギに出会ってからは、首位転落、今はエリンギが1番好き。

考えてみたらエリンギを週に2回は食べているような気がする。エリンギは、ある時から突然スーパーに並ぶようになった、比較的新しいキノコのように思うが、あっという間に普及して、今ではキノココーナーの面積でも幅を利かせている。

面白いのは、シイタケと違ってエリンギにはあまり種類がないことだ。干しエリンギも見たことないし、大きさや色合いが違うものにも遭遇しない。ひょっとしてエリンギはクローン技術の産物じゃないか、と思う程。

しかし、その考えは間違っていた。

nekofood4


ある日スーパーで見かけたエリンギは普段の倍かそれ以上くらいのオバケエリンギだった。早速購入してバター炒めにしたが味は同じだった。




nekogri8


一方此方は近所に生えている怪しいキノコ。多分ハイイロオニタケという毒キノコだと思うのだが、まあまあ街中の日当たりの良い街路樹の下にひょっこり毒キノコなんて生えちゃっていいのだろうか、と思う。

このスポットは以前も同じものが生えていたので、菌が住み着いているのだと思うけれど、うっかり人や犬が食べちゃったりしないのかしらと思う。

それにしてもこのキノコ、真っ白で夜中に見ると幻想的。


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毒があるかもと思うから、よりいっそう美しいのだろうな。


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00:58  |  nourriture  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

2007'11.17 (Sat)

さよならフォンティーヌ

秋が訪れた頃、フォンティーヌのお腹が膨らんでいることに気がついた。

すぐに思い当たったのは、その数日前に一度だけ、フェンティーヌではない別のカマキリが、いつもフォンティーヌのいる木にいたこと、つまりそれはフォンティーヌの旦那さんだったのだ。

旦那さんは、フォンティーヌと同じくらいか、それより一回り大きくて、背中が茶色いツートンカラーのボディをしていた。

よくカマキリのメスは、交配後にオスを食べてしまうというが、その旦那さんは我が家の別の木を住処にきめたようで、僕の庭にはカマキリが二匹住み着いたことになった。


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これが旦那さん。フォンティーヌの伴侶だから、ジャンと名前をつけようかと思いつつ、なんとなく名前がないまま日にちが過ぎていった。


ある日、フォンティーヌが姿を消した。

かなり捜したけれど、何日も居なかったので、もう何処かに行ってしまったのか、それともタマゴを生んで力尽きたのか・・・と考えていた。

1週間ぐらいして、フォンティーヌは姿を見せた。膨らんでいたお腹がへっこんでいたから、タマゴを生み終えてきたと解かった。

そして、その後本当に姿を消した。




一方旦那さんは、それからまだ2週間くらいは、我が家の庭で生息していた。でも、風が冷たくなって、いよいよ秋が深まってきた頃、とうとう地面に落ちた。まだヒクヒクしていたけれど、もう死はすぐそこにあって、その頃になると、団子虫やら小さな虫がやってきて、カマキリの大きな体を這い始めた。

今まで昆虫を捕って食べてきたカマキリが、今度は小さな虫のご飯になるのだ。懐中電灯で照らすと団子虫は逃げていった。一瞬埋めようかと思ったが、『銀河鉄道の夜』に出てくるあの蠍を思い出して、カマキリの最後はボクの関与することではないと思った。


翌朝、カマキリは、足の付け根だけを抜け殻のように残して、綺麗になくなっていた。天国に召されたのだ。
フォンティーヌの最後は見ることができなかったが、おそらく同じように空に還っていたのだろう。


もうすぐ冬が来たら、我が家の落葉樹達が葉っぱを落とすだろう。そうしたら、きっと茶色いカマキリの卵が見つかるはずだ。

フォンティーヌと旦那さんが残したチビ達が、来年暖かくなったころに、わんさかでてきて、我が家の庭がカマキリだらけになったら・・・

それはそれで困るなぁ。


nekooth12



さよなら、フォンティーヌとその旦那さん。


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23:55  |  insecte  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑
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